住居というと、どうしても地上の目に見える部分にばかり目が行きますが、足元の地下の部分「基礎」は大切です。

ネット辞書【住宅・住居】
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住居の基礎は大切ですよ。

住居というと、建物の規模的にもちいさいので、基礎なんて何もしなくてもちゃんと立っていられそうな気がしてしまうものです。耐用年数的に考えても、自分が生きている間、ちゃんと立っていてくれればいいのだとすれば、せいぜい50年もあれば十分ということになるのでしょうか。もし日本という国が、地震なんかがぜんぜんない国だったならば、基礎のことなんか全然考えなくてもよいのかもしれません。
しかし、この国は地震がけっこう頻繁にやってくるので、たとえ50年という短い時間であっても基礎をむしすることはできません。
急に「基礎」といわれても、正直なところ全然理解できないと思います。サクッと説明すると、建物をたてる土地が、建物の重みやら揺れやらでぐらっときちゃうことのないように、杭をさしこんだり、セメントを土地にまぜこんでかためてみたり、といったことをして土地を強くすることをいいます。最近だと、3.11で液状化現象というのがおきて、震源からそれなりに離れているにもかかわらず土地がうにょうにょになってしまった、ということがありました。あのできごとがきっかけになって、基礎を補強したいという住居のオーナーさんが増えてきているようです。
基礎の工事は、家が建つ前に行うのが一般的。家が建つ前ならば、工事につかう大きな機械も土地の中を自由に動き回れるので、比較的お安く、いいクオリティの工事をおこなうことができます。
しかし、いったん家がたってしまってからでは、基礎工事は正直言ってむり!だって、工事の機械が入る場所がないのですから。これから家を建てることを考えている方は、ぜひ基礎をちゃんとやっておきましょう。
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